
みどりのマキバオー
みどり牧場でうまれたミドリマキバオーは、犬と見まごう小柄で珍妙な姿をした白毛のサラブレッド。鬼調教師と呼ばれる飯富昌虎にその才能を見出され、競走馬としてデビューする。そしてマキバオーは、天才サラブレッドのカスケードに勝利することを目標に、数々の大レースで活躍するようになるのだった。互いにしのぎを削り、切磋琢磨するライバルたちとの手に汗握る激闘を何度も重ねるマキバオー。その中でマキバオーは、遠くその背を見ていた最大のライバル・カスケードとの差を徐々に縮め、一流の競走馬へと成長してゆく。