かつて神だった獣たちへ

かつて神だった獣たちへ

パトリア大陸の民主主義国家【パトリア】で分裂した【北部パトリアユニオン】と【南部パトリア連合】による長きに渡る内戦で劣勢に追い込まれた北部は、遂に禁忌の技術を用いる。人間を異形の兵士【擬神兵】へと造りかえ、神にも喩えられる力を得るという術により長き戦乱は和平へと導かれた。時は経ち戦争が過去へと移り変わる今。【擬神兵】となった者たちはその過ぎたる力故、人々からただ【獣】と称ばれ恐れ蔑まれる存在へと変わっていた。元擬神兵部隊の隊長【ハンク】は、【獣】に身を堕としたかつての戦友【擬神兵】を殺す【獣狩り】として旅を続ける中、擬神兵だった父の仇を探す少女【シャール】と出会い、父の死の意味を知る為、共に旅することを決意。やがて知る、戦い続けなければならない本当の理由と【獣を解き放った男】の存在。仲間殺しの罪を一身に背負い続ける【ハンク】の旅路の行き着く先とは?

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